インプラント

失われた歯の部分に人工歯根を用いてお口の機能の回復を目指します。

当院では、ストローマンのBLXというシリーズのインプラントを扱っております。

上部構造、かぶせ物を止める方法は、セメントと、スクリューで固定する方法がありますが、当院では、スクリューでの固定方法を採用しております。

他院で埋入されたインプラントのメインテナンスや、上部構造の破損、修理、インプラント周囲炎の対応等も行っております。以前の治療で、どこのインプラントシステムかわからない場合でも、できるだけ対応するようにいたします。

インプラント治療のリスクについて

喫煙、導尿病、高血圧、骨粗鬆症、放射線治療などが挙げられます。お口の状況によって異なるリスクがありますので、インプラント治療を始める前にそのリスク対応を行う必要があります。

インプラント周囲炎

インプラントそのものはむし歯になりませんが、天然の歯と同じように歯周病(インプラント周囲炎)になります。

インプラントの脱落

メインテナンス不良、歯磨き剤の残留、セメントの残留、過度な力などによって埋入したインプラントがとれてしまうことがあります。

口腔内検査

骨の状態、かぶせもののスペース、まわりの歯ぐきの状態など多くの検査を要します。場合によっては、医科系クリニックとの連携が必要になることもあります。

組織増大術

歯ぐきや、骨が足りない場合、インプラント手術とは別の手術をお願いすることがあります。ボナーク、エムドゲイン、cytoplast、バイオスなどを使用していきます。一部適応外使用や海外の輸入材料を用いることがあります。

インプラント体埋入手術

1次手術ともよばれます。骨の中にインプラントを埋入する手術です。骨ときちんと接合するのに数ヶ月要します。

インプラント 2次手術

インプラントとかぶせ物の間をつなげる器具を装着していきます。歯の状態、お口の状態によって、さまざまな器具の種類があります。

上部構造 冠

歯の形をしたかぶせ物を、インプラントとつなげていきます。素材はジルコニアを用いることで、汚れがつきにくい環境を整えます。基本的にネジで固定していきますので経年的にネジが緩んだり折れたりすることがあります。(写真;下の奥歯2本がインプラント治療です。)

ロケーター

多くの歯や骨を失った場合、インプラントに入れ歯を固定させていきます。患者自身で入れ歯を取り外せるため、メインテナンスしやすいですが、構造が複雑になるため、治療後に修理や経年劣化する消耗パーツですので、定期的な交換が必要になります。

上部構造 メタルベース IOD

インプラントにロケーターを装着し、入れ歯の維持固定とし、入れ歯の補強材として金属を用いることで、割れにくくなるよう作ります。

インプラント メインテナンス

固定しているネジをはずして、かぶせ物をとることがあります。残っている歯やインプラントの歯の掃除や、かみ合わせの調整確認を行います。定期的にレントゲンによる骨などの状態についても検査を行います。

治療費

注意事項

インプラント治療は、保険外診療です。失われた歯が1本で、1本のインプラント治療を行う場合、52.8(33+7.7+12.1)万円(税込)が目安です.骨の状態,周りの環境によっては価格に変動することがあります。

診察料として1100円がかかります。

当院では、ストローマンのインプラントを用い、サージカルガイドや上部構造などの製作は、CARESソリューションセンターに依頼しております。インプラント体(骨に入っている部分)の保証は10年、上部構造(かみ合わせ、かぶせ物の部分)の保証は5年とさせていただいております。インプラント1次手術後、保証書をお渡しいたします。できるだけ良い状態を保つため、定期的なメインテナンスをお願いしております。転居などで当院に通院できない場合などは、個別対応いたしますので、ご相談ください。

お口の状態によっては、東京医科歯科大学附属病院 先端歯科診療センターにご紹介いたします

インプラント治療のための抜歯は、保険外診療になります。サイナスリフトは連携先医療機関にご紹介いたします。

頭頸部腫瘍切除後や口唇裂口蓋裂の方の場合、保険での診療が可能な場合があります。ご希望の方は、東京医科歯科大学附属病院顎顔面補綴外来へご紹介させていただきます。

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