入れ歯の寿命とは?(入れ歯を止めている歯が抜歯になったら・・)
入れ歯の寿命とは、入れ歯が快適に使える期間と考えます。入れ歯はお渡しして、調整することで体になじんできますが、長く使っていくにつれ、残っている歯が悪くなってしまい、使っている入れ歯が動くようになってしまうことがあります。せっかくなじんでいる入れ歯を新たに作るとなると、時間もコストもかかることになります。入れ歯の延命処置というのはあるのでしょうか?
入れ歯に強い力がかかって、クラスプと呼ばれる金属やプラスチックでできた入れ歯を止める部分が破損して入れ歯が不安定になることもあります。前述の通り、残っている歯が、むし歯、歯周病、破折などで、歯を抜かざるを得ない状況になると、入れ歯が不安定になります。
当院では、なじんだ入れ歯の預かり修理ということを行っております。診療室で、針金を曲げたり、人工の歯をつけたりすることもある程度は可能ですが、預かり修理することでしっかりと修理でき、また快適に入れ歯をお使いできることが多いです。
この入れ歯は、大学病院勤務時代に製作した白金加金床で、製作して何年も経過した後に当院で修理致しました。その後も経過良好です。
2023年7月時点では、当院で製作した金属床の修理事案は発生しておりませんが、他院で製作した金属床で場合によっては、預かり修理の方が良い場合もあります。お困りのことがあれば、ご相談いただければと思います。