顎顔面補綴とは?

クビから上、目から下 の範囲で 骨や肉など が 手術、交通事故、先天的、感染症などで 欠損している状態に、特殊な義歯をつくり口腔機能回復を図り、社会生活に復帰することをお手伝いする学問です。

古くは戦争で負傷した兵士の顔面に、勲章として、人工物の顔を作り、名誉として与えていた ということもありますが、昨今では、主に頭頸部癌、首から上、目から下の間にできた癌の治療後、外科的切除後に生じた欠損に対し、入れ歯という人工物を用いて、口腔機能回復を図り、社会生活に復帰できるようにお手伝いする学問です。

顎顔面補綴(がくがんめんほてつ)との出会いは、東京医科歯科大学に入学し、1年生のすぐの専門の授業で、谷口尚教授の特別講義があって、入れ歯をいれる前 入れた後の声の変化 という動画をみて、「なんとすごい治療なんだろう!」と感銘をうけ、今でもその授業を覚えています。その後、6年生になり、卒業後の大学院の進路を選ぶとき、あんな義歯を作ってみたい という気持ちで、顎顔面補綴の世界に入りました。

一般的には、顎顔面補綴という治療は、大学などの専門の先生が行っておりますが、日比谷公園前歯科医院では、いくつかの歯科技工所と連携しつつ、歯科技工所で顎義歯が作れるようにということも踏まえ、顎義歯に関する製作、治療を行っております。

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大学勤務、研究(前職)→