根の治療

歯の痛みが強い場合、歯の中(根)の神経の治療になることがあります。根の形は非常に複雑で、場合によっては顕微鏡やCTを用いて、状況を調べることがあります。根の中の感染した部分をきれいにすることが大切です。

根の治療がなぜ必要になるのか?

むし歯の侵行

むし歯によって大きな穴が歯にあいてしまった場合、歯の奥の方、根の方までむし歯の菌がすすんでしまうことで、強い痛みを感じることがあります。神経の痛みになり場合によっては麻酔も効きにくいことがあります。

感染の再発

根の治療を行った後、噛む力でかぶせ物の中や根の中にヒビがはいることがあり、そのすき間からむし歯の菌が侵入し、根の中が感染することがあります。歯茎から膿みがでることもあり、再治療に時間がかかることもあります。

歯根破折

噛む力は100kgくらいになることもあり、その力が歯にかかることで、根が割れてしまうことがあります。抜歯になることがあります。

治療内容

抜髄(ばつずい)

むし歯が大きくなった場合に行う治療で、麻酔を行い、根の中の神経をとり、キレイにした後、ガッタパーチャというお薬を詰めていきます。治療には数回かかることが多く、麻酔が切れた後、違和感や場合によっては痛みが再度でてしまうことがあります。

感染根管処置

根の再治療のことで、根の中の感染した部分をしっかり除去、消毒したのち、再度お薬を詰めていきます。治療経過によっては、歯科用顕微鏡やCTを用いて、根の複雑な形を把握しながら治療を進めていくため、治療回数がかかります。また治療が進む中で残念ながら、抜歯という診断になってしまうこともあります。

外科的歯根端切除術

しっかりとかぶせ物がされているけれども根の先が膿んでしまっている場合などに行われる処置で、歯茎の一部を切開し、根の先の処置を行っていきます。処置後腫れたり、消毒を要することがあります。

治療費

1根管 66000円、2根管 88000円、3根管 110000円、4根管or樋状根 132000円

外科的歯根端切除術 66000ー132000円

レントゲン、CT撮影、顕微鏡使用は、治療費に含まれます。

注意事項

治療方法や材料によっては、保険外診療になる場合があります。

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